夫を追い出す計画

2019年2月4日月曜日

日記

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この世の中に、在宅勤務の夫と専業主婦の妻という組み合わせがどのぐらいいるのかはわからない。たしかに我が家の環境は特殊だとは思う。しかし。

一般的な会社員の家庭みたいに、夫が会社に行き、子供が学校に行った後、家の中に私一人だけというのを味わいたいから、キッチンになるべく来ないでほしい。

というのはひどすぎないか?

(朝) コーヒー用のマグカップを取りにキッチンに行く (お湯を沸かしてコーヒーを淹れるのは仕事部屋)。

(昼) 自分の昼ごはんを作って食べるためにキッチンに行く (平日の昼食は自分で作る)。

(午後~夕方) スプーンや小皿を取りにキッチンに行くことはある (毎日ではない)。

僕がキッチンに行くのはこれだけだ。これが不満?

この話には伏線があって、妻の本音としては僕をこの家から追い出したいようなのだ。どうにかして在宅勤務をやめさせ、郡山の会社まで通勤させようとしたり、郡山に単身赴任させようとしたりする。

ただ、僕も通勤や単身赴任をまったく検討しないわけではない。検討したところ、電車通勤は郡山駅からのバスの本数が少なすぎて無理。車通勤なら片道1時間半ぐらいかかるが、可能といえば可能。

しかし僕の姉が以前、本宮から福島まで車通勤してたときは、「毎日1時間もかけて車通勤するのは体も大変だから、福島に引っ越してくればいいのに」と姉の体を心配してくれていた (姉はその後、福島に引っ越してきた)。それが自分の夫のことになると、毎日それ以上の距離を車通勤する人は「たくさんいる」から、あなたもそうしろと言うのだ。

せっかく会社が在宅勤務を認めて (勧めて) くれているのに、往復3時間を車通勤に充てるとなると、会社としては通勤手当を支払わなければならないし、その3時間を自宅で仕事に充てたほうがよほど生産的だ。僕自身としても、今のところ特に必要のない労力とリスクを負ってまで車通勤するメリットが見つからない。強いて言えば、昼間に僕が家にいないことで妻の機嫌が良くなる (かもしれない) ことが唯一のメリットか (しかしその保証はない)。

単身赴任については、うちの会社にはそもそも住宅手当がないし、僕一人が郡山に住むための家賃、光熱費、食費などが現在の生活費にプラスされると考えると、経済的になかなか難しい。僕だけを特別扱いして住宅手当を出してくれと会社に言うわけにもいかない。それに、妻はいずれ自分も働くと言っているが、僕が単身赴任となれば妻は家のことを (少なくとも平日は) すべて一人でやることになり、ますます働きにくくなるだろう。

このように妻の言うことは矛盾ばかりなのだが、自分の目の前から僕を消し去りたいとの思いだけは一貫している。通勤も単身赴任も難しそうだから、せめて「家の中にいても自分の前には姿を現すな」ということだ。だからキッチンに来るなと。

僕は今までさまざまな面で妻に譲歩してきたし、妻の望むように家をリフォームしたり、自分の生活習慣を変えたりしてきた。しかし彼女は、こちらが1歩譲れば1歩踏み込んでくる。さらに1歩譲ればもう1歩踏み込んでくる。きりがないのだ。

もうこうなると僕としては離婚も視野に入れるしかないと思うが、妻には離婚の意思はないらしい。それはそうだろう。離婚してしまえば収入の当てがなくなり、自分で働くとしても現在の僕の給与水準に届かないことはわかっているからだ。自らの保身のためにはそう考えるのが自然なので、それを責めるつもりはない。

それならば、お互いに傷付けあわなくて済むように、平和な家庭を続けていけるように、もう少しいろいろなことを大らかに考えてほしい。僕自身も子供たちも、望んでいるのは穏やかな毎日だけなのだ。

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