20歳のときにタバコを吸い始め、30歳のときにやめた。なんか突然、嫌になってしまったんだ。さほどうまいとも思っておらず、なんとなく惰性で吸っていて、吸えばかならず口の中が苦くなり、食べ物も飲み物もおいしくなくなる。
ある日、突然思い立って、タバコもライターも灰皿も、タバコを連想させるものをすべて捨てた。でもやっぱり口さびしいので、ガムをかむことにした。ガムをかみすぎて、口内炎になった。タバコは当時1箱250円で、今に比べればかなり安かったが、それでもタバコを買わなくなったことで、財布の中のお金はぜんぜん減らなくなった。
今、タバコをやめようと思った当時と同じ気持ちが、お酒に関して頭の中をぐるぐる回っている。ほとんど毎日、なにかしらのお酒を飲んでいるが、さほどおいしいと思って飲んでいるわけでもなく、やはり惰性で飲んでいる。そしてときどき飲みすぎて、翌日は体調が悪くなり、仕事の能率は落ちるし、休日なら一日を無駄に過ごしてしまうこともある。
今でも週1回ぐらい休肝日にしているが、お酒を飲まなかった翌日の体調が良いことは確かなんだ。これでお酒をやめたら、今よりもっと充実した毎日を過ごせるんじゃないかという気がしている。タバコと同様、お酒を買わなくなれば、財布の中のお金もあまり減らなくなるだろう。飲みすぎた翌朝、妻から「酒くさい」と言われることもなくなる。
お酒をやめるメリットはいくつも思いつくけど、デメリットは思いつかないので、ここはひとつ試してみよう。とりあえず、ウイスキーや焼酎など、強いお酒は捨てる。だいたいこういう強いお酒が飲みすぎの原因なので。買い置きのビールや缶チューハイは、飲むペースを落としつつ(休肝日を増やしつつ)フェードアウトしていき、なくなったら終わりにする。
いつまで続くかわからないが、試してみる価値はあると思う。気楽にやってみよう。
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